共働き家庭が増えてきており、仕事と家庭の両立に悩む方が増えてきています。
行政保健師に転職したい人の中には、ワークライフバランスを重視している人が多いです。
共働きフルタイムだと、
平日は仕事・家事・育児に追われて地獄…
看護師は夜勤もあるから、
家庭との両立は簡単じゃないね。
子育てしながらの共働きフルタイムは、とにかく時間がない!
平日は、ご飯とお風呂などの日常生活を回すだけで精一杯…
心身ともに疲れ果てるママは多いのではないでしょうか?
子どもができて転職を考えるけど、
本当に辞めて良いのか不安…
後悔しない転職をするため、
「転職の軸作り」が重要!
後悔しない転職をするための「転職の軸作り」を5ステップで解説します。
- 転職したいと思っている人
- 後悔しない転職のため、ブレない軸を持ちたい人
- 行政保健師に興味のある人
看護師から保健師への転職を後悔しないための「転職の軸作り」5ステップ
看護師から行政保健師に転職したい時、「転職して後悔したらどうしよう…」という思いが頭をよぎるかもしれません。
後悔しない転職のため、「転職の軸づくり」をステップ式で解説します。
ステップ式で解説するよ。
ステップ1|なぜ転職したい?転職理由の明確化
転職を考える際、「なぜ転職したいのか」を明確化することは重要です。
転職理由を明確にすることで、自分の目標や希望に向かって具体的な行動を取ることができます。
考えることは以下のような項目になります。
- 現在の仕事や職場で不満やストレスを感じていることは何か
- 自分のキャリアや将来のビジョンを考える
- 自身の価値観や生活スタイルに合った職場はどのようなものか など
看護師から保健師に転職する場合、以下のような転職理由が考えられます。
- 人間関係による心身の不調
- 現職を続けた先に自分の望むワークライフバランスが得られないから
- 予防的な観点で人と関わりたい
「職場で課題と感じていること」などを可視化することで新たな発見も。
気をつけたいのは、100%理想通りの職場はないということです。
転職先で長く続けるためには、「なぜ転職したいのか」を深掘りし、自分の求めるものを明確にしましょう。
▼「行政保健師のやりがい」を詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ステップ2|現状把握!給料・福利厚生・退職金など
現在の職場での給料や福利厚生、退職金などの条件をしっかり把握することは、転職を考える際の重要なステップです。
- 給料
- 福利厚生(有給休暇の日数、病気休暇・育児休暇・介護休暇など)
- 退職金 など
まず、自身が現在受け取っている給与やボーナス、昇給の仕組みなど、収入面の条件を把握します。
現在の職場での退職金の仕組みや規定、将来のキャリアプランに合致しているかを見極めます。
しっかりとした現状把握を行い、自分にとって最適なキャリアの選択をしよう。
▼行政保健師の年収についてもっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ステップ3|将来の見通しを!ライフプラン作成
将来の見通しを立てるためには、ライフプランの作成が欠かせません。
ライフプランとは、将来の目標や希望、ライフスタイルに基づいて、収入・支出、貯蓄、投資、保険などを整理し、バランスの取れた人生設計を行う計画書です。
収入面では、月々の給与やボーナス、支出面では、生活費、住居費、食費、交通費、趣味や娯楽費など、日々の支出を細かく把握する。
子どもは私学に進学するか、住宅を購入するか、海外旅行に行くかなど、具体的な目標を設定する。
教育費や住宅ローン、老後資金など、将来にかかる費用を見積もる。
時系列にした一覧表を作成する。
お金は全ての土台。
自分や家族の将来を見据え、安心して人生を歩めるようにしよう!
ステップ4|自己理解を深める!方向性決め
自己理解を深めるためには、自己分析や内省を行うことが役立ちます。
自分の行動や選択の背景にある動機や思考を振り返り、自分自身について深く考えることが重要です。
- 現職で悩んでいること
- 将来どうなりたいか
- 仕事で得意・不得意なこと など
また、他人からのフィードバックを受け入れることも有益です。
家族や友人、同僚などからの意見やアドバイスを聞くことで、自分の強みや改善すべき点に気づくことができます。
自分の経験の棚卸し。
得意や好きを見つけ、どんな仕事がしたいのかを考えていこう。
ステップ5|転職の優先順位・ゴールを決める
転職を考える際には、優先順位とゴールを明確にすることが重要です。
以下のような項目について、優先順位を考えます。
- 【キャリアの成長】現在の職場でのスキルアップやキャリアの発展が望めるかどうかを考えます。新しい職場でどのような成長が見込めるのか、キャリアプランとの整合性を確認しましょう。
- 【待遇や給与】転職によって待遇や給与が向上することを期待している場合、具体的な目標額や福利厚生の条件を明確にしましょう。ただし、金銭面だけでなく、福利厚生やワークライフバランスも考慮に入れることが大切です。
- 【ワークライフバランス】仕事とプライベートの両立を重視する場合、休暇やフレックスタイム制度、リモートワークなどの働き方に注目しましょう。自分のライフスタイルに合った働き方を実現できるかどうかが重要です。
- 【企業文化や風土】自分が働く環境や職場の雰囲気が合っているかどうかも検討のポイントです。人間関係や上司との関係、意思決定のスピードなど、自分にとって重要な要素を確認しましょう。
- 【地域や交通の利便性】職場の立地や通勤手段が自分の生活に合っているかどうかも考慮に入れます。通勤時間や交通費の負担、住環境など、生活の面でも問題がないかを確認しましょう。
転職で“必ず実現したいこと”を決めましょう。
優先順位で考えた項目の全てを叶えるのは難しいですが、後悔しない転職のため自分のゴールは1〜3つ決めておきます。
- 年収
- 勤務地
- やりがい
- スキルアップ
- 有給休暇などの福利厚生
- 会社との価値観 など
自分の価値観や目標に合った職場を見つけることが、充実したキャリアを築くための第一歩です。
全てを叶えようとするのではなく、何が妥協できない点なのかを見極めよう!
看護師から行政保健師への転職を後悔?公務員でも辞めたい理由
行政保健師に転職して後悔するのは、どんな時でしょうか?
私自身が行政保健師(公務員)として働く中で、しんどい(辞めたい)と感じる理由を紹介します。
- 業務量や責任の重さ
- 給与や待遇(パンデミック時など)
- 政策や予算の制約により、望ましい対策が実現しにくい
- 組織内の人間関係や職場環境 など
行政保健師は地域の健康づくりや住民の健康管理を担当し、対人業務の裏に膨大な事務作業があります。
また、災害やパンデミックなどの非常事態には通常業務に加えて業務が発生します。
そのため、慢性的に業務量が過多で、ストレスを感じることが多いです。
効率化を図ろうにも、政策や予算の制約により、望ましい対策が実現しにくいこともあります。
そのため、やりがいを感じにくくなり、仕事に対するモチベーションが低下することも辞めたい理由の一つです。
公務員だからこそ生じる”働きにくさ”はあるね。
行政保健師(公務員)が向いている人の特徴
行政保健師(公務員)に向いている人の特徴はいくつかあります。
- コミュニケーション能力が高い
- 柔軟な考え方ができる
- 自己研鑽できる
まず、コミュニケーション能力や人間関係構築能力が高いことが重要です。
行政保健師は地域住民と密接に関わりながら、円滑にコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことが必要です。
さらに、専門知識や技術力を継続的に向上させる姿勢も重要です。
健康に関する知識や技術は常に進化しており、最新の情報や技術に対応するために、自己研鑽を怠らない姿勢が求められます。
他部署との連携や、住民の方との円滑なコミュニケーションが求められるよ。
行政保健師(公務員)に向いていない人
行政保健師(公務員)に向いていない人には、いくつかの特徴があります。
- 健康増進に対する興味が低い
- 人と話すことが苦手
- 問題解決能力が低い
地域社会への貢献や人々の健康増進に対する興味や意欲が乏しい人は、行政保健師としての仕事には向いていません。
また、コミュニケーション能力や人間関係構築能力が不足している人も、行政保健師には向いていません。
行政保健師は地域の健康課題に対処するために様々な課題に直面しますが、問題解決能力や柔軟性が不足していると、適切な対応ができず、業務の効率性や成果が低下するでしょう。
保健師の退職状況と退職理由
狭き門と言われる保健師ですが、退職する方の現状を見ていきます。
保健師の退職者数は年々増加しており、10年前と比較すると約1.5倍になっています。
平成30年に日本看護協会が実施した「保健師の活動基盤に関する基礎調査」では、保健師の離職理由が明らかにされています。
「自己のキャリアアップ」「保健師としてのやりがいがない」という項目から、保健師の教育体制の充実が求められています。
保健師を退職する基準は、子どもができたことに起因することが第1位です。
家族や生活状況の変化に伴って、職場や働き方を見直す必要に迫られ、退職を余儀なくされることもあります。
保健師の退職は、年々増加傾向にあるんだね。
次に、キャリアアップや保健師としてのやりがいのなさが続きます。
自身の専門性や興味関心に合った職場や業務内容で働くことが、仕事へのモチベーションを高めるために重要です。
しかし、現場は常に業務に追われて時間のない状況。
正直モチベーションどころか、
日々の業務をこなすだけで精一杯な現状…
忙しさに流されず、自分のキャリアについてしっかり考えることが人生の軸になります。
結論:看護師(現職)を続けながら保健師転職活動がおすすめ!
転職の軸は、一度で完成するものではありません。
何度もやり直し、自己分析を繰り返すことで納得のいく転職に近づけます。
そのため、“現職を続けながら転職活動すること”がおすすめです。
常に自分の市場価値を知っておこう。
\保健師おすすめの転職サイトはこちら/
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